ひもじい大学生の紀行録

慢性的金欠の大学生が、その余りある時間を使って旅をした記録です。

バルカン半島編②セルビア・ベオグラード(ニコラ・テスラ空港から旧市街へ)

アムステルダムスキポール空港から、

セルビアの首都・ベオグラードニコラ・テスラ空港へ。

 

キャリアはAir Serbiaという航空会社。

2018年からLCC化した航空会社です。

 

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LCCと聞くとちょっと身構えましたが、座席のスペースも十分にあり、

2時間ちょっとのフライトとしては十分な快適さでした。

 

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飲料水とおつまみのサービスまで!

LCCとしてはかなり優良なキャリアだと思います。

ちなみにこのフライトは日本円で6,000円程度。

 

 

さて、セルビアに着いたらまず両替をしましょう。

セルビアは2019年4月現在EUに加盟できておらず、

ユーロではなく、ディナールという通貨を採用しております。

(2019年4月現在1ディナール≒1.06円と、日本人にはわかりやすい通貨でもあるんです!)

 

ニコラテスラ空港に自動両替機やATMが設置してあります。

ユーロ紙幣を入れると、それと同価値のディナールが出てくるのでわかりやすい

(写真撮り忘れた…)

僕はセルビアには半日ほどしか滞在する予定がなかったので、

15ユーロくらい替えておけばいいか…と思っていたところ、

 

持っているユーロが50ユーロ札2枚のみ。

 

この自動両替機、50ユーロ紙幣を入れると50ユーロ分のディナールしか出てきません。

 

…泣く泣く50ユーロ換金しました。

旅に出る際はなるべく現金は細かく持っておくに越したことはありません。

 

という教訓を学びました…。

 

 

さて、空港からベオグラードの中心部である旧市街までは20km近く離れており、

移動するには①タクシー②バスの2種類があります。

 

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(赤い丸が旧市街)

 

僕はタクシーでボられるのが怖かったので、②のバスで中心部まで移動しました。

 

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空港を出ると目の前に小さなロータリーがあり、その前にこんなバスが停まっていました。

バスの前にいるおっちゃんが

「Old Town ? Ride On! 300 Dinar!!」

と盛り上がり始めました。

事前の調べで、旧市街までのバスが300ディナールくらいと聞いていたので、

「まあこのバスでいいか…」と思い、おっちゃんにお金を払ってチケットをもらいました。

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そんなこんなでバスに乗り込み座席に座りましたが、ドンドン乗ってくること。

 

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…日本の通勤ラッシュ顔負けの乗車率。

 

そんなこんなで30分程度で旧市街へ到着。

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このCentral Bus Stationのあたりで降ろしてくれます。

この辺りはベオグラード中央駅や長距離バスの発着ターミナルが集中しているので、

ここで降りるのが良いと思います!

 

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ベオグラードの街並み。

アスファルトはボロボロ。

正直思ったより発展していないな、というのが第一印象。

 

セルビアユーゴスラヴィア内戦の際に最後までユーゴ解体に反対していた国です。

内戦の傷跡からようやく立ち直り始めたばかり。

これから大きく躍進していくのでしょうか。楽しみです。

 

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でもやはりヨーロッパ。街並みは可愛らしい。石畳の感じもグッド。

 

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これはベオグラード駅。

19世紀に建てられ、つい2018年まではターミナル駅として機能していました。

今はターミナル駅ベオグラード中央駅へと移され、

今後この建物は歴史博物館になる予定だそう。

 

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ベオグラードの中心部にある「旧ユーゴスラヴィア国防省」。

1999年、コソボ紛争に対するNATO空爆よって破壊されました。

ピンポイントでこの建物だけ空爆できるってすごい。

原爆ドームのように、当時の姿そのままで残されているらしい。

 

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セルビア大聖堂。

セルビア正教の紹介の中でも高位の教会。

カトリックの大聖堂と異なりかなり厳かな雰囲気で、

内部の撮影こそできませんでしたが、

正教会特有の「イコン」も見ることができました。おすすめ。

 

次回はここベオグラードから、ボスニアサライェヴォへバスで移動します。

バスに乗る前に死にかけたので笑、

その経験も交えてバスの乗り方について記すつもりです。

 

では。

紀行録第一弾:バルカン半島編②空港泊について

 

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旅の始まりはオランダ、スキポール国際空港。

朝10時のフライトに対して、僕は積極的に「空港泊」をチョイス。ひもじいので。

 

空港に着いたのは大体22:30ごろ。

 

さて、空港泊でやらなくてはいけないことは

 

・寝床の確保

・コンセントの確保(寝床にあると望ましい)

・水、食料の確保

・(できれば)シャワールームの捜索

 

の4つですかね。

 

前日の夜を夜行バスで過ごした僕はもうなによりシャワーを浴びたくてしょうがない。

 

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…ある。あるではないか!シャワー!

 

…有料のシャワーがあることは事前にリサーチ済みでした。

 

寝床?水?そんなものは後だ。まずはシャワーへ。

 

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意訳:今夜は空港に工事が入るのでクローズです。

 

 

明日の夜までお風呂は入れないの?  

 

絶望し寝床を探し始めた僕。そんな時、

 

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もう一つありました。

しかもシャワーは€19.5。さっきのとこより安いじゃねーか!!

 

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"yotel AIR"という空港内のホテルでした。

受付を済ませ、カードキーを受け取り部屋へ入ると、

 

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中はこんな感じ。独居房みがありますが、シャワー浴びるだけなんで気にならない。

 

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タオルやシャンプーなども備え付けられてました。文句なし。

時間も40分ほどあったのでさほど急ぐ必要もなかったです。

 

さて、めでたくシャワーを浴び終えまして、時刻はちょうど0時。

 

そう、売店の類が全て閉まる時間である。

 

見事に水と食料の確保に失敗しました⭐︎

基本海外は自販機とかもないので、空港泊する皆さんは早めの段階で食料飲料は確保しておくことをお勧めします(寝る時乾燥してしんどかった…)

 

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スキポール空港内はソファもたくさんありますが、寝るならこの椅子がオススメ。

寝るための椅子でしょこれは。

しかも背面側の壁にはコンセントもあります。有能すぎる。

 

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写真が下手すぎて全く伝わりませんが、寝るときは

荷物を抱えて、その上に掛け布団がわりにコートを掛けて寝るのがまだ安全かなと。

そもそも海外で空港泊自体、安全面的には無謀でしかないので極力避けたほうがいい(説得力ゼロ)

 

もう一度振り返ると、空港泊ですべきことは

・寝床の確保

・コンセントの確保(寝床にあると望ましい)

・水、食料の確保(最優先!!)

・(できれば)シャワールームの捜索

 

です。参考にしていただければ。

 

紀行録第一弾:バルカン半島編①旅の概要

はじめまして!

勉強・バイト、ときどき旅をしている都内の大学生です。

 

この度大学の春休みを利用して、

3週間ヨーロッパ

行ってきました😃

 

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今回は1週間ごとに区切りを入れて3つの旅行にアレンジしてみました。

 

①オランダ→ドイツ→チェコオーストリア

②オランダ→ベルギー→フランス()

セルビアボスニア・ヘルツェゴビナクロアチアハンガリー()

 

その中で一番刺激が強く、

またあまり日本人のみなさんが訪れない

の地域の紀行録を

書いていきたいと思います。

 

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具体的な旅程は

 

2/4 

ベオグラード(セルビア)

サライェヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

 

2/5

サライェヴォ

モスタル(ボスニア)

 

2/6

モスタル

ドゥブロヴニク(クロアチア)

↓(夜行バス)

2/7

ザグレブ(クロアチア)

ブダペスト(ハンガリー)

 

2/8

ブダペスト

帰国

 

となります。

 

いろいろ酷い目にも遭いましたが、

ほんっとうに魅力的な場所なので、

このブログを読んで少しでも興味を持っていただければ幸いです💕